通訳入門講座のアドバイス

初心者でも基本の総合学習(文法、表現、読解、作文、スピーキングにリスニング)で社内通訳や翻訳は正確に行えます。逆に言うと、基本の総合学習が欠落していては、通訳はできません。スピーディーに出来るようになるには、構文によって訳の順番を覚えて行く必要があり、トレーニングが必要です。

英検1級相当レベルの資格試験の通訳案内士(通訳ガイド)の受験のコツやテクニックもご紹介します。また、当通訳学校で安心して学べるように学習進捗を定期的にメールでご連絡いたします。

学習法(英語がすぐ口から出てくるように)

  1. リピート:短い句、文を復唱する。初心者は日常的な簡単な英文(中学生レベル)からでいい。中級者以上はいろんな分野(政治・経済・文化・比較文化・医学・芸術・時事など)の英文で練習する。
  2. リプロダクション:内容を再現する。文字に頼らず音だけで聞いて自分の口で再現する。
  3. シャドーイング:音声の後に影のように追いかけるようにしてほぼ同時に発音する。
  4. サマライズ:聞いた内容を要約して再現する。
  5. パラフレーズ:別な表現に言い換えて言う

通訳の基本訓練です。詳細は授業内で指導いたしますのでお楽しみに。また、授業でやったことは自宅でも練習するとよいですよ。

通訳ではできるだけ聞いたままの順で日本語にしよう。

通訳は翻訳と違い、音声を聞いたその場ですぐに日本語にしていかなくてはならない。また一文最後まで聞いてから通訳しようとすると、長い文の場合最初の部分を忘れやすくなるし、すぐに新しい文が始まってしまうかもしれない。そうすると通訳がうまく行われないし、遅れてしまうこともある。

<ポイント>意味のまとまりごと小刻みに頭からどんどん意味をとって相手に伝えていこう。ただし日本語として分かるように。

(例)This is what I got /as up-to-date and accurate information /about AIDS.

通訳:これは私が入手したもので、/最新かつ正確な情報(として)です。/エイズに関するものです。(前から意味をとっている)これはまだ短い方だが特に長い英語の時は有効である。

点重視の逐次通訳では枝葉情報にとらわれず、ポイントをサマリーして通訳しよう。

<ポイント>長い文はキーワード化すると整理しやすい。

必ずしも文章を全部、忠実に訳さなければならないというわけではない。情報を整理してわかりやすく伝えることも大切です。

(例)Mr. White:Well, when I read the paper, I’m really disappointed when I see jobs being advertised with age restrictions, and then how women are somewhat barred from the corporate structure here in Japan.

長いものはキーワード化し要点を凝縮することを考えます。つまり、「with age restrictions, and then how women are somewhat barred from the corporate structure」の部分は「ageism and sexism」と凝縮します。

通訳:ホワイトさんは新聞の求人広告に大変がっかりしています。というのは、日本の会社では年齢差別や性差別(女性差別)が見受けられるからです。

変化を表す内容は記号化してメモを取り、ポイントを押さえよう。(各種通訳)

短縮形を使って時間を省く。例えば、英語では、下記のような短縮方法をよく使います。

記号を使って話の流れ、変化を押さえる。メモを取る時間が短い場合、「記号にどういう意味を持たせるか」をしっかり事前準備しておくとサッと対応できます。また、可能な限り図解しておくのも良い作戦です。

(ア) 矢印 

(イ) 数学記号

資格試験では出題対象外の数学

<ポイント>記号を使えば短時間にメモでき、イメージをつかみやすい。

以上はほんの一部です。授業内では様々なノウハウを指導しています。「こんな本格的っぽいものじゃなくても良いんだけど」とお考えの人も、是非とも1度は、ACT英語学校 戸部平沼橋教室での通訳講座も体験してみてください。新しい領域の学習で、きっと、レベルアップした自分に出会えるはずです。

ACT英語学校 戸部平沼橋教室

→ 通信教育 →  通訳入門講座 → アドバイス

サイトマップ